2017年6月19日(月)
都議選 自公につける薬は共産党
目黒・足立 小池氏訴え
日本共産党の小池晃書記局長は18日、東京都議選で、目黒区(定数3)で16年ぶりの党議席奪還に挑む星見てい子予定候補、足立区(定数6)で大島よしえ都議の議席を引き継ぐ斉藤まりこ予定候補とともに勝利を訴えました。
雨が降る目黒区の学芸大学駅前。星見予定候補は、都議会で認可保育所増設や、国民健康保険料引き下げなどを必ず実現すると強調。「区議として10年、1000件を超える生活相談を行ってきた。苦しむ区民と一緒に政治を変えることができると確信していたからです。命と暮らしを守る都政をつくりたい」と力を込めました。
小池氏は、「星見さんは区民に寄り添い、粘り強い取り組みで障害者のグループホーム開設を実現しました。目黒区の宝の政治家を今度は都議会に送ろう」と呼びかけました。
小池氏は「加計」疑惑をめぐり、加計学園しか獣医学部新設を認めないような仕掛けづくりを首相最側近の萩生田光一官房副長官が指示したとするメールが出てくるなど、疑惑は一層深まったと指摘。「行政の決定過程に、友人関係が持ち込まれることを許したらこの国は壊れてしまう。徹底解明しようという声を、都議選で示していこう」と訴えました。
足立区の都営東六月町団地では、ベランダから顔を出して演説に聞き入る住民も。斉藤予定候補は、私物化政治を東京から断ち切りたいと表明。「待機児童をなくす取り組みを通じ、声をあげれば政治が変えられると実感した。共産党が伸びれば政治は必ず変えられる」と力を込めました。
「斉藤さんは行動力抜群です」と小池氏。斉藤予定候補が「保育所つくってネットワーク」をつくり、足立で始めた運動が全国に広がったと強調し、「都議のバッジがついたら、もっと大活躍してくれる。足立区で52年、区民の命を守ってきた宝の議席を絶対に引き継がせてほしい」と呼びかけました。
築地市場の豊洲移転問題では、公明党が機関紙の広告料として、工事を受注したゼネコン14社から3年半で推定8732万円もの事実上の献金を受けていたと暴露。「自民党も2015年だけでゼネコンから1億1300万円の献金を受けている。自民党、公明党は一切反省もなく、豊洲への移転をまだ言っている。こういう人たちにつける薬は共産党と斉藤さんしかない」と力説すると、聴衆の顔に笑みがあふれて拍手がわきました。