2017年6月15日(木)
“反対し続ける”
未来公共 国会前抗議
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「共謀罪」法案をめぐって深夜まで国会内外での攻防が続いた14日、国会周辺は朝から夜遅くまで市民が抗議の声をあげ続けました。国会正門前では、「未来のための公共」(未来公共)が午後7時半から大抗議を呼びかけました。6000人を超えて増え続ける参加者は、「こんなやりかたはおかしい」と自民、公明の与党に怒り、「未来を守れ」「現代の治安維持法いらない」とコールを続けました。
ステージの上でマイクを握った、未来公共のメンバーで大学生の中山美幸さん(22)は、「与党は、法務委員会での採決もしないで共謀罪を通そうとする。怒りの声あげ続けましょう」と呼びかけました。
仕事を終えて駆けつけた東京都小金井市の男性(38)は「まともな審議すらしていない。その上、手続きもきちんと踏まない。怒りしかありません」と語ります。「これで反対の声がなくなるわけではない。私も行動し続け、政治を変えたい」
「安全保障関連法に反対する学者の会」の広渡清吾さん(専修大学教授)は、「この強行は与党が追い込まれた結果だ」と強調。「たとえどんなことがあっても、私たちは日本の民主主義を盛り上げていこう」と訴えました。