2017年5月22日(月)
憲法変えるな 政治を変えろ
「共謀罪」ノー 若者1800人がデモ 東京・新宿
「憲法変えるな政治を変えろ」―。改憲を許さず、「共謀罪」法案に反対する若者のデモが21日、東京・新宿で行われました。全国各地から参加した青年の隊列に飛び入り参加する人など1800人(主催者発表)が「私の尊厳、自由を守れ」などと書いた横断幕やプラカードを手に、サウンドを響かせながら「主権者は私たち」「9条壊すな」とコールしました。
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デモに飛び入りした東京都豊島区の男性(39)は「強行姿勢を崩さない安倍政権に不安を感じていたのでデモに共感します」。8カ月の長女を抱きながら「この子たちが少しでも暮らしやすい社会になるために、できる範囲で行動したい」。
サウンドカーの上からスピーチした横浜市の大学生(20)は「日本国憲法では、政府がうそとごまかしの答弁を繰り返して法案を強行採決するなんて許されていません」と訴えました。
デモは、若者憲法集会実行委員会と、毎週金曜日に国会正門前で抗議を呼びかけている「未来のための公共」(未来公共)の共催。
あいさつした同実行委員会の小山農(みのる)さん(日本民主青年同盟委員長)は、「変えるのは憲法ではなく、今の政治だとアピールしよう」。未来公共メンバーの大学生(22)は「私たちは共謀罪を大きなテーマにデモをします。廃案のために一緒に声をあげたい」と語りました。
日本共産党の田村智子副委員長・参院議員が「私たちが考えること、モノをいう自由を守ろう」と激励あいさつしました。
デモに先立ち、若者憲法集会の全体会と分科会が東京都内で開かれました。(関連記事)