2017年5月19日(金)
特別検察官を任命
米司法省 トランプ・ロシア疑惑
【ワシントン=遠藤誠二】米司法省は17日、米大統領選でのトランプ陣営とロシア政府との関係の捜査で特別検察官を置くことを決め、ロバート・モラー元連邦捜査局(FBI)長官を任命しました。トランプ大統領がFBIの捜査に介入した疑惑がさらに深まり、民主党議員を中心に、独立した調査機関の設置を求める声が強まっていました。
ローゼンスタイン司法副長官は声明で、「国民に捜査結果を完全に信頼してもらうには特別検察官が必要だ」と指摘しました。
ニューヨーク・タイムズ紙(16日付)は、トランプ大統領が2月に、ロシアとの関係から辞任したフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)に関する捜査から手を引くようコミーFBI長官(当時)に要求したという同長官のメモの存在を報じていました。