2017年5月12日(金)
「共謀罪」阻止へ連携
総がかり行動実行委など 国会前でコール
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市民の人権を脅かし、内心の自由を奪う「共謀罪」法案に反対する行動が、全国各地で連日行われています。「総がかり行動実行委員会」と「共謀罪NO!実行委員会」は11日夜、衆院第2議員会館前で行動しました。600人(主催者発表)が集まり、「市民と野党が連携して廃案に追い込んでいこう」と訴え。「監視社会をつくらせないぞ」とコールしました。
安倍政権は、国会での審議も深まらないままに、来週中にも同法案の衆院採決を狙っています。東京都港区から参加した男性(63)は、「こんな政治はおかしい。私一人では微力だが、多くの人が行動して止めていきたい」と話します。
議員会館前でスピーチした、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)の中野晃一さん(上智大学教授)は、「国家を私物化する人たちを許してはいけない。私たちが諦めたら彼らの思うつぼです。『共謀罪』法案を廃案にして、安倍政権を退陣に追い込んでいこう」と語りました。
主催者あいさつした、高田健さん(総がかり行動実行委共同代表)は、「強行採決などとんでもない。世論の力で阻止しよう。野党ともしっかり連携していこう」と呼びかけました。
民進党の佐々木隆博、日本共産党の宮本岳志の両衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員が参加し、あいさつしました。