2017年4月29日(土)
情勢に「重大な懸念」
ASEAN外相会議が声明
【マニラ=松本眞志】東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議は28日、朝鮮半島情勢に「重大な懸念」を示す声明を発表しました。
声明は、北朝鮮による2016年の2度の核実験とその後の弾道ミサイル発射を含む、朝鮮半島の緊張のエスカレーションに重大な懸念を表明。朝鮮半島の不安定化が域内外に深刻な影響を与えるとして、国際的な平和と安全を維持するために、北朝鮮がすべての関連する国連安保理決議と国際法上の義務を完全に順守することを求めました。
緊張を緩和し、情勢を悪化させる行為を抑制するために、北朝鮮と関係国に対して自制を要求。朝鮮半島の非核化を支持し、緊張を和らげ、平和と安定をもたらす条件を作り出すために、朝鮮半島に関する対話の再開を求めています。