2017年4月29日(土)
自動車審査厳格化を
清水氏 国交省に要求
衆院国交委
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日本共産党の清水忠史議員は28日の衆院国土交通委員会で、昨年4月に発覚した三菱自動車の燃費データ不正問題を国が見抜けなかった責任を追及し、自動車型式指定審査の厳格化を求めました。
不正は、日産自動車の指摘で判明。清水氏は、「国交省として見抜けなかったのか」とただしました。同省の藤井直樹自動車局長は、「特段のチェックを行っていなかった」と認めました。
清水氏は、三菱自動車がリコール隠しを行うなど、過去に何度も不祥事を起こしてきたと指摘。2002年、大型車のタイヤ脱落事故で亡くなった岡本紫穂さんの母親の増田陽子さんから直接聞いた話を紹介し、「国としての指導・監督が不十分だったとの認識と反省はあるか」と追及。石井啓一国交相は「国として率直に反省している。三菱自動車が二度と不正を起こさないよう厳しくチェックする」と答弁しました。
清水氏は、リコール対象車の急増を告発し、最後の1台まで改修するよう要求。リコール届け出のあった不具合の約6割が「設計」に原因しているとして、自動車の型式指定審査の厳格化を求めました。