2017年4月17日(月)
万博 カジノの隠れみの
清水議員 商業紙「押し紙」問題も追及
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日本共産党の清水忠史議員は14日の衆院経済産業委員会で、大阪市の夢洲(ゆめしま)への国際博覧会(万博)誘致は「カジノ推進の隠れみのだ」として、誘致の正当性をただしました。
清水氏は、万博に関して寄せられた意見公募が27件だったのは「大阪府民の関心の低さを物語っている」として、背景にカジノ誘致と一体の計画への困惑があると指摘しました。
「万博とIR(カジノを含む統合型リゾート)は直接関係ない」と言う世耕弘成経産相に、清水氏は、関西経済連合会会長が公言するなど、カジノと一体の計画であることは周知の事実だと強調。埋め立てや地下鉄延伸に巨額の費用がかかる夢洲への誘致には、同地へのカジノ建設を見すえ、民間カジノ業者の負担を軽減する狙いがあると告発しました。
清水氏はまた、新聞社が販売店に過剰な新聞を無理やり供給する「押し紙」問題も追及。世耕経産相は「独占禁止法に反する」と答弁し、清水氏は国による実態調査を求めました。