2017年4月8日(土)
「紛争もうたくさん」
シリア市民「軍事的な解決はない」
シリアの人々には、米軍のシリア攻撃がシリアの危機を何ら解決しないとの声があります。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスでの本紙の取材に、ヨルダンのザアタリ難民キャンプに避難しているワリド・ハリド氏(38)は、「アサドに未来は無い。しかし米軍に攻撃してほしいとは思わない。6年も紛争で苦しんできた。もうたくさんだ。シリアの家に帰りたい」と話しました。
シリアの首都ダマスカス在住のアリ・シャーミー氏(32)は、「米軍の攻撃はシリアの危機を解決しないと思う。イラクやリビアでのようにシリアでも失敗すると思う」と話しました。
アサド政権を支持するモハメド・アマル氏(43)=レバノンのベイルートに避難中=は、「シリアの危機に軍事的な解決は無い。外国の干渉抜きに解決されなくてはならない。アラブの国々は米国の侵略を批判してほしい」と話しました。
(カイロ=小玉純一)