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2017年3月26日(日)

オバマケア代替案 撤回

米トランプ政権「大敗北」

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 【ワシントン=洞口昇幸】トランプ米大統領は24日、与党・共和党のライアン下院議長に、同党が提案した医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の採決を中止するよう要請し、採決は見送られました。可決に必要な票を確保できないと判断したもので、法案は撤回。オバマケアの「撤廃と新制度への切り替え」を昨年の大統領選挙での最大の公約の一つとしてきたトランプ氏にとって「大敗北」(米紙ニューヨーク・タイムズ)となりました。

 トランプ氏はライアン氏との会談後、記者団を前に可決には「10〜15票足りない」と表明。共和党が下院で過半数を占めるにもかかわらず、党内で医療保険への政府の関与縮小を求める保守派や、無保険者の拡大を懸念する穏健派がともに法案に反対したことから、採決を断念しました。

 トランプ氏は、「オバマケアは破たんしている」と従来の姿勢を固持。見直しについて今後も追求する意向を示しましたが、具体的な日程や中身については語りませんでした。


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