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2017年3月23日(木)

オスプレイは危険

宮本徹氏 自衛隊配備中止求める

衆院委

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(写真)質問する宮本徹議員=22日、衆院外務委

 日本共産党の宮本徹議員は22日の衆院外務委員会で、垂直離着陸機オスプレイの危険性を指摘し、配備中止を求めました。

 宮本氏は、オスプレイの米軍パイロットが携帯している「チェックリスト」の中で、空中給油の際に起きる破滅的事故の危険を認識している点を指摘。自衛隊もオスプレイを導入することから、防衛省も空中給油の危険を把握しているのではないかと追及しました。

 若宮健嗣防衛副大臣は、現時点で自衛官3人をアメリカに派遣して、オスプレイの機体を用いた操縦訓練などを実施し、米軍が作成したマニュアルを使っていることを明らかにしました。一方で「マニュアルは米軍の厳重な管理のもとで訓練中の自衛官が閲覧している。本省として把握しているわけではない」と答弁しました。

 宮本氏が本省としてマニュアルの内容を確認することを求めたのに対し、若宮副大臣は消極的な態度に終始しました。

 宮本氏は、「自衛隊が運用しようとしているのに把握しようとしないのは、隊員や住民の命を軽んじるものだ。危険性に目をむけたくないということか」と追及。「沖縄での事故でこれだけ危険性が明らかになっているのに調べようとせず、“オスプレイは安全だ”というのは通用しない」と断じました。

 衆院外務委員会では同日、日米、日豪、日英物品役務相互提供協定(ACSA)の採決が行われ、自民、公明、維新各党の賛成多数で可決されました。日本共産党は反対。宮本議員は反対討論で「協定は安保法制=戦争法の内容を反映し、自衛隊があらゆる場面で他国軍に兵たん支援できる枠組みを定めたもの。戦闘現場での支援も可能になり、自衛隊が相手方から攻撃を受ける危険性は増大する」と述べました。


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