2017年2月9日(木)
入国制限 米にも不利益
参院調査会 武田議員に元中国大使
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日本共産党の武田良介議員は8日、参院国際経済・外交に関する調査会で、丹羽宇一郎・元中国大使(日中友好協会会長)に対し、米国や北朝鮮との外交について質問しました。
武田氏は、トランプ米大統領がイスラム圏7カ国からの入国を制限する大統領令を出したことに対する見解を聞きました。丹羽氏は、優秀な技術者などを世界中から集めることが米国の発展にも必要だとして、「一律に入国禁止ということは、グローバリゼーションのなかではやれないし、やればやるほど米国にもマイナスになる」と述べました。
また、武田氏は、北朝鮮問題の解決のために必要な協議のあり方について質問。丹羽氏は、北朝鮮が崩壊すれば大量の難民が発生するとして、「中国を動かして北朝鮮と話し合いをする。北朝鮮で壊滅的なことが起きないようにしなければいけない。力と力の対決ではいい結果を生まない」と強調しました。