2017年1月29日(日)
新国連大使 米不支持の国には「相応の対応」を
【ワシントン=遠藤誠二】米国のニッキー・ヘイリー新国連大使が27日、ニューヨークの国連本部でグテレス国連事務総長に信任状を提出し、着任しました。報道陣に対し、米国に協力しない加盟国には、同盟国であっても相応の対応をすると発言しました。
ヘイリー氏は「われわれの目標は国連において米国の価値観を示すことだ。それは米国の強さを示して声をあげ、同盟国を支持し同盟国からの支持も確かなものにすることだ」と強調。「われわれを支持しない国には、相応の対応をする」と断言しました。
ヘイリー氏は、トランプ大統領から主要閣僚・高官就任を打診された数少ない女性で、少数人種(インド系)出身者。外交、連邦政権での行政の経験はありません。
トランプ大統領は、国連安全保障理事会が昨年末、イスラエルによるパレスチナ自治区への入植拡大を非難する決議を採決したことを強く非難しています。近日中に、国連諸機関への拠出金を削減する大統領令を出すと報じられています。