2016年12月14日(水)
「6カ国協議は重要」
衆院委 北朝鮮問題で参考人
赤嶺議員質問
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衆院安全保障委員会は13日、北朝鮮の核・ミサイル問題についての参考人質疑を行い、東京国際大学の伊豆見元・教授と政策研究大学院大学の道下徳成教授が意見陳述しました。日本共産党から赤嶺政賢議員が質問に立ちました。
伊豆見、道下両氏は、北朝鮮の核・ミサイル開発が進展する現状を指摘する一方、対話の枠組みとして、「6カ国協議は依然として有効なツールだ」(伊豆見氏)、「6カ国協議は重要な枠組みだ」(道下氏)と述べました。
北朝鮮に対するこれまでの国際社会の対応の問題点についてただした赤嶺氏に対し、伊豆見氏は、「国際社会が、北朝鮮を普通の国家としてまともに相手にしてこなかったことが問題だ」と指摘。「国際社会は、今のままの北朝鮮を交渉対象にし、取引することを拒んできた。まずまともな相手として扱ってやるかどうかが大事だ」と提起しました。
赤嶺氏は、「日米軍事協力の新指針(ガイドライン)」に盛り込まれた自衛隊と米軍の共同計画の策定・更新について参考人の意見をただしました。
道下氏は、「集団的自衛権が限定的とはいえ行使できるようになり、朝鮮半島有事に自衛隊がとれる行動も幅が広がっている」と指摘。米韓、日米の共同計画が一体のものとして連接される可能性についても言及しました。戦争法の下で、朝鮮半島有事に対する米軍主導の共同計画づくりの危険性が浮き彫りになりました。