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2016年11月28日(月)

カストロ氏死去 世界が追悼

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 キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が25日に死去したことを受け、世界各国の首脳らが相次いで弔意を表明しました。政治的立場を異にする人々からも「歴史的な人物」「英雄」といった賛辞が寄せられています。


オバマ大統領「歴史が評価」

米国

 【ワシントン=島田峰隆】オバマ米大統領は26日、声明を発表し、カストロ氏の死去に哀悼の意を示し、「彼が人々と世界に与えた巨大な影響を歴史が記録し、評価を下すだろう」と述べました。

 米国とキューバは2015年7月、54年ぶりに国交を回復しました。声明は「私が大統領職にある間に、われわれは過去と決別し、両国関係が相違ではなく、隣人として共有する多くの点に基づく未来を追求してきた」と強調しました。

 声明は「キューバ国民や米国内にいるキューバ系市民は、フィデル氏が個人や家族の生き方、国家の方向性を数えきれないほどの形で変えたことを思い起こし、強い感情に襲われているだろう」と述べています。

 一方、トランプ次期米大統領は声明で、「60年近くにわたり国民を抑圧してきた残忍な独裁者が死亡した」とカストロ氏を批判。現在のキューバを「全体主義の島のままだ」と非難しました。

習主席「人民は忘れぬ」

中国

 【北京=小林拓也】中国の習近平国家主席は26日、カストロ氏の死去を受け、「中国人民は1人の親密な同志と真の友を失った」として「深い哀悼」を伝える弔電を送りました。

 習主席は「カストロ同志はこの時代の偉大な人物であり、歴史と人民は忘れない」と強調。「キューバ政府と人民は、カストロ同志の遺志を継ぎ、悲しみを力とし、社会主義建設で不断に新たな成果を上げるだろう」と訴えました。

 習主席は2014年7月、李克強首相は今年9月にそれぞれキューバを訪問し、カストロ氏と会談しました。


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