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2016年9月29日(木)

理論交流会議終わる

日越共産党、活発な議論

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(写真)理論交流会議で議事進行を務める山口幹部会委員(中央)=27日、ハロン(松本眞志撮影)

 【ハロン(越クアンニン省)=松本眞志】ベトナム北部クアンニン省ハロン市で開かれていた日本とベトナム両共産党による第6回理論交流会議が28日、2日間の討論を終え閉幕しました。「地域、世界情勢の変化と両党、両国民のたたかいの展望」をテーマに、両党代表団長による基調報告のほか、双方から計10人が報告し、活発に議論が行われました。

 討論の中では、ベトナム側から、格差拡大の要因、日本共産党は党建設を具体的にどう進めるのか、第27回党大会での特徴的なテーマは何か、尖閣諸島をめぐる紛争に対する日本共産党の立場などについての質問があり、日本側からも、東南アジア諸国連合(ASEAN)の役割と今後、環太平洋連携協定(TPP)についての考え方、米中関係の見方、ベトナムの対外政策や同国の経済建設について質問しました。日本側代表団の全員が質問に答え、意見を述べました。

 閉会あいさつで、ベトナム共産党のフン・ヒュー・フー理論評議会常任副議長は、「突っ込んだ意見交換ができ、両党関係の発展に寄与するものとなった」と述べ、日本共産党の緒方靖夫副委員長も、「両党が相互理解を深め、今日の情勢のもとでの共通の課題と大義が確認できた」と語り、互いに交流会議の成功を確認し合いました。

 日本共産党代表団は同日、ベトナム共産党クアンニン省党委員会の指導部と会談し、省内の企業も視察しました。

党代表団、核兵器問題、格差問題、市民との共同などで発言

「TPP問題」「党建設」もテーマに

交流会議での発言者とテーマは以下の通り。

〈日本側〉

「世界的な格差拡大をどうみるのか」山口富男党幹部会委員

「野党と市民の共闘がどうつくられたか」田中悠党書記局次長

「核兵器開発と社会主義」田川実党書記局員

「東シナ海と南シナ海の紛争解決の展望」小島良一党国際委員会委員

「今日の情勢下における東アジアの地域協力、意義と展望」井上歩党国際局員

〈ベトナム側〉

「世界局面とベトナムの直面する問題点」ブー・バン・ヒエン中央理論評議会副議長

「地域と世界の政治、国防、安全保障面での変動とベトナムの対策」グエン・タイン・ドン国防省国防国際関係研究所副所長

「世界経済の変動とベトナムの対策」チュー・ドゥック・ズン・ベトナム社会科学アカデミー准教授・博士

「アジア太平洋地域の変動とベトナムの対策」グエン・ビン・クアン前党対外委員会・中国・北東アジア局長

「世界の複雑な情勢におけるクアンニン省の機会と挑戦課題および対処方法」グエン・バン・ドゥック・クアンニン省党書記


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