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2016年9月28日(水)

日本・ベトナム共産党第6回理論会議始まる

「地域、世界情勢の変化と両党、両国民のたたかいの展望」をテーマに

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(写真)発言する緒方党副委員長(壇上左から3人目)。その右がフイン書記局常務=27日、ハロン(松本眞志撮影)

 【ハロン(越クアンニン省)=松本眞志】日本共産党とベトナム共産党の両代表団による第6回理論交流会議が27日、「地域、世界情勢の変化と両党、両国民のたたかいの展望」を共通テーマに、ベトナム北部クアンニン省ハロン市で始まりました。開会会合では緒方靖夫党副委員長、ディン・テー・フイン政治局員・書記局常務・理論評議会議長の両代表がそれぞれ基調報告を行いました。

 緒方氏は、今年7月の参議院選挙で、野党と市民が全国的規模で史上初めて選挙協力をおこなった政治的経験、今日の安倍政権の政治の特徴を報告。党綱領が示す世界論を述べ、国連憲章と国際法に基づく平和の国際秩序の確立とあらゆる覇権主義の克服が表裏一体の課題となっていると指摘しました。

 緒方氏はまた、日本共産党の北東アジア平和協力構想を紹介するとともに、東シナ海や南シナ海問題についてふれ、エンゲルスやレーニンが領土問題にいかに対応してきたかの教訓を想起しながら、国際法に基づく平和的手段による紛争解決と大国主義とのたたかいの重要性について語りました。

 フイン氏は、30年にわたるドイモイ(刷新)事業の成果と今後の課題をのべるとともに、世界や南シナ海など地域情勢が複雑化していると指摘。ベトナムは、武力による威嚇や武力の行使をせず、あらゆる紛争を1982年の国連海洋法条約を含め、国際法に従って平和的に解決し、国の発展のために平和環境を維持し、地域と世界の平和、安定に貢献するとのべました。


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