2016年9月19日(月)

ＮＹ　爆発２９人負傷

国連総会で厳戒「意図的」と市長

隣州でも爆発

　【ニューヨーク＝島田峰隆】米ニューヨークの中心部マンハッタンで１７日午後８時半（日本時間１８日午前９時半）ごろ、爆発がありました。米ＣＮＮテレビなどによると、少なくとも２９人が負傷しました。１人が重傷といいます。ニューヨークでは国連総会が開会中で、厳戒態勢のなかでの事件に警察など関係当局に衝撃が広がっています。

　爆発が起きたのはマンハッタン南西部のチェルシー地区。路上のごみ収集用コンテナが爆発したとする情報がありますが原因は特定されておらず、警察が調査を続けています。

　同日夜に記者会見したニューヨークのデブラシオ市長は「何が原因で爆発が起きたかを断定するのは早すぎる」とする一方で、「意図的な行為だった」との認識を示しました。テロとの関係を示す証拠は見つかっていないとしています。

　ロイター通信によると、警察当局は同日夜、爆発現場近くで別の爆発物とみられる装置も発見されたことを明らかにしました。

　ニューヨーク州隣のニュージャージー州では１７日午前、マラソン大会を狙ってごみ箱に仕掛けられた爆弾が爆発する事件が発生しました。

　ニューヨークでは１３日に国連総会が開幕。１９日から主要会合が始まるため各国首脳が集まっています。