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2016年9月17日(土)

リニア説明会 一方的

本村・武田氏ら 住民の要望聞く

長野・大鹿、松川

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写真

(写真)地元住民ら(右側)と懇談する本村(立っている人、その左から)、武田、山口、和田の各議員=16日、長野県大鹿村

 日本共産党の本村伸子衆院議員と武田良介参院議員は16日、リニア中央新幹線問題の視察のため長野県大鹿村と松川町を訪れ、残土置き場候補地などを見学し、住民から要望や状況を聞き取りました。山口典久、和田明子両県議と、市田忠義参院議員秘書らが同行し、地元の議員らが案内しました。

 大鹿村釜沢地区では関連工事説明会に自治会長が呼んだ村リニア対策委員の女性をJR東海が参加をさせず、正副自治会長が抗議の退席をしました。こうした事態もあり、村民有志が村議会に建設反対を求める陳情書を提出しています。

 釜沢地区住民の一人は視察団に「JRは住民合意ないと進めないと言っていたのに、説明会を行えば理解が進んだと言う」とJRの一方的な姿勢を告発しました。

 松川町生田地区の上流部は建設残土の候補地とされています。過去に大きな水害を受けた下流域の住民から不安な思いが語られました。「候補地にあげられる時に、下流には話もなかった」などと県や町の対応を問う声も上がりました。急な谷で道も狭い候補地にも向かい、計画の危険性を確認しました。

 本村議員は「みなさんの思いを腹に入れ、国会で論議していきます。JRは強硬な姿勢を取っていますが、沿線では測量もさせないところもあります。あきらめずに頑張りましょう」と激励しました。

 大鹿村では長尾勝副村長とも懇談しました。


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