2016年9月16日(金)
県道封鎖し作業強行
沖縄・高江ヘリパッド 県警、2人を不当逮捕
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米軍ヘリパッド=オスプレイパッド(着陸帯)の建設工事が強行的に進められている沖縄県東村高江で15日、工事車両などの搬入を止めるために市民らが抗議の声をあげました。
建設予定地のN1ゲートに通じる県道70号線の高江橋近くでは、沖縄県警が工事車両を通すために、一般車両も含めて交通規制をして一時封鎖されました。県警は工事車両を阻止しようとした男女2人を不当逮捕。警視庁や神奈川県警など約200人の機動隊が、市民の車両約5台をレッカー車で強制移動しました。その後、機動隊に先導された工事用車両が次々に進入。正午前にN1ゲート内に砂利を積んだダンプカーが10台搬入されました。
市民らの抗議にもかかわらず国側が強権的に作業を進める光景に、神奈川県・明治学院大4年の女性(21)は座り込んで涙を流していました。「高江の工事を止めるために少しでも力になりたいと思って、ここにきました。正直ここまで強行的に工事を進められると悔しいし、怖い。だけど毎日必死に抗議をしている沖縄のおじい、おばあを見て、私も頑張らないとと思った」
自衛隊のヘリで工事用重機が運ばれた別のヘリパッド建設予定地のH、G地区では動きはありませんでした。