2016年9月14日(水)
自衛隊ヘリ容認できない
沖縄 米軍施設建設で翁長知事
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沖縄県の翁長雄志知事は13日、同県東村高江周辺への米軍ヘリパッド(垂直離着陸機オスプレイ用着陸帯)建設で沖縄防衛局が自衛隊ヘリを投入したことについて「容認できない」と述べました。県庁で記者団の質問に答えました。
翁長知事は、12日に防衛局から自衛隊ヘリでの資機材運搬の連絡があったことから、根拠を示さないまま行わないよう要請したことを明らかにした上で、「それにもかかわらず、事前に十分な説明がされないまま強行した政府の姿勢は、信頼関係を大きく損ねるものであり、容認できるものではない」と批判しました。
また、自衛隊ヘリの投入について法的根拠などを問い合わせたところ、防衛局から1週間以内に説明するとの回答があったと説明し、「1週間後となると、恐らく資機材が運ばれ終わった後だ。こういうことも含めて一体全体という気持ちがある」と語りました。
翁長知事は、警察が県道を封鎖したり、全国から約500人の機動隊を投入したりしていることにもふれ、「残念で、また憤りをもって今の状況を見ている」と述べました。