2016年8月16日(火)
オール沖縄の意義語る
米退役軍人平和会大会で報告
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【バークリー(米カリフォルニア州)=洞口昇幸】当地で開かれている米反戦団体「退役軍人平和会」の全国大会で14日、同団体の「琉球・沖縄国際支部」の会員などが沖縄県の米軍基地問題の現状や米軍新基地建設に反対する「オール沖縄」の運動の意義を語りました。
昨年12月に同会の代表として名護市辺野古を訪れた元米海兵隊員のマイク・ヘインズさん(40)、元米陸軍兵士のタラク・カウフさん(75)は、現地での新基地建設に対する抗議行動について報告しました。
カウフさんは、沖縄の住民と共に行動に参加し「力強い運動に触発された」と述べるとともに、「このような連帯は他地域の運動にも通じる」と語りました。ヘインズさんは「暴力では何も得られない。平和的な沖縄の運動は素晴らしい模範だ」と述べました。
同支部の準会員で沖縄から参加した真喜志好一さん(72)は、支部が進めるオバマ米大統領に対して米軍新基地建設断念を求める署名運動への協力を呼びかけました。
署名に応じた元米空軍兵士のアリス・リッターさん(76)は「米国の帝国主義に抵抗する沖縄の人たちの存在はとても大事だ。勝利のために運動を広げていきたい」と述べました。