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2016年8月15日(月)

米退役軍人ら沖縄連帯

「平和会」全国大会 高江工事に非難決議

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(写真)沖縄関連の決議可決後に起きた賛同の拍手に対し立ち上がって応える琉球・沖縄国際支部の会員ら(手前右)=13日、バークリー(洞口昇幸撮影)

 【バークリー(米カリフォルニア州)=洞口昇幸】当地で開催中の米反戦団体「退役軍人平和会」の全国大会は13日、沖縄県民や同県在住の元米軍人などで構成する「琉球・沖縄国際支部」が緊急提案した、同県東村高江の米軍ヘリパッド(着陸帯)建設工事再開を非難し、これに反対する決議を満場一致で可決しました。

 同支部が提案した、沖縄県米軍普天間基地(宜野湾市)の閉鎖、名護市辺野古への米軍新基地建設の断念、米軍垂直離着陸機オスプレイの沖縄からの撤退を求める県民を支持する決議も可決。大会の会場では賛同の大きな拍手が起きました。

 ヘリパッドの決議は、高江や辺野古の建設に反対する伊波洋一元宜野湾市長の参院選沖縄選挙区での勝利直後に、工事再開に向けた動きが開始され、これに抗議する住民を日本全国から大量動員した機動隊が排除したことを指摘。「沖縄県民への露骨・差別的な扱いに米軍が加担していることに、元米軍人として恥ずかしさと憤りを覚える」と述べています。

 同決議は、米政府が日本政府に反民主主義・差別的な行為に関与しないと伝えることや、高江の工事断念を強く求めています。

 琉球・沖縄国際支部のダグラス・ラミス支部長(沖縄キリスト教学院大学客員教授)は、「米国各地から集まったみんなが(沖縄を)すごく応援している。支援の輪が広がっていることを実感した」と語り、今後も支援の拡大に向けて取り組む意欲を示しました。


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