2016年6月21日(火)
学費・財源・子育て 高校生に語る
千葉県立高 5党討論会で斉藤議員
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18歳選挙権実施を受け、千葉県立流山おおたかの森高校は20日、流山市の同校内で政党討論会を開催しました。同市選挙管理委員会との共催。日本共産党の斉藤和子衆院議員が参加し、高校生の質問に答えつつ、奨学金や財源に関する政策を語りました。自民、民進、公明、おおさか維新の各党代表も出席しました。
討論会では、「進学する際に利子付き奨学金の返済が不安」との質問が出ました。
斉藤氏は、そもそも大学の高学費が問題だと指摘。以前は無利子奨学金が当たり前だったとして「学費を10年間で半額に。月3万円の給付制奨学金の実現を」と訴えました。
財源について話題が移り、斉藤氏は、中小企業の法人税平均負担率20%に対し、大企業の同負担率が6・5%にとどまっていると指摘。大企業には「せめて中小企業並みに税金を納めてもらおう。それで6兆円の財源が生まれます」と説明しました。一方で、他の複数の党が“消費税増税はやむを得ない”との考えを示しました。
斉藤氏は、「子育てに対する政策は」との質問に、医療・保育・教育の無料化が必要だと主張。「働き方が問題です。2人に1人が非正規という状況では子どもを産める収入にならない。正社員が当たり前の社会にしましょう」と呼びかけました。