2016年6月15日(水)
NHK籾井会長は辞任して
元職員、市民ら抗議集会
放送センター前
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NHKの「政府広報化」する報道に抗議するとともに、籾井勝人会長の辞任を要求し、職員を励まそうと14日昼、東京・渋谷のNHK放送センター西口門前で集会が開かれました。他の2カ所の門前でも宣伝しました。
NHK退職者や放送関係者をはじめ市民らでつくる「NHK報道を市民の手にネットワーク」が主催。同日午後のNHK経営委員会を前に、150人が参加しました。
リレートークで元NHK経営委員の小林緑さん、元日本テレビプロデューサーの仲築間卓蔵さんら8人が発言。小林さんは自らの体験も踏まえ「経営委員や会長は目に見える形で選挙をするよう変えていくことが必要です」と訴えました。
元NHKディレクターで「女たちの戦争と平和資料館」の池田恵理子さんは、「会長の一連の発言はNHKは政府の広報番組だということを認めているに等しい。ジャーナリズムの自殺行為です」ときびしく批判しました。
NHKOBで日本映画・テレビ美術監督協会顧問の小池晴二さんは「NHKを二度と国策放送にしてはならない」。日本ジャーナリスト会議の河野慎二さん(元日本テレビ)は、「即刻辞任をしていただきたい。職場からその声を上げれば必ず退陣せざるを得ない状況がつくられる」。
配布された「NHKで働くみなさんへ」のチラシは、会長の辞任要求と再選阻止のとりくみ、政府からの自主・自立を貫く報道姿勢、政治社会の真実に迫る番組をと呼びかけています。