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2016年6月14日(火)

舛添都知事は辞職せよ

共産党、不信任案きょう提出

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 日本共産党東京都議団(吉田信夫団長、17人)は13日、税金の浪費、公私混同、政治資金の不正使用疑惑など舛添要一知事に対する不信任決議案を14日の議会運営委員会に提出することを決めました。15日の都議会本会議にかけられます。東京都議会総務委員会は13日、知事を出席させて一問一答形式の集中審議を行いました。日本共産党の曽根はじめ都議が追及しました。

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 大山とも子都議団幹事長は「舛添知事は政治資金の不正使用疑惑や、高額の海外出張、公用車の私的利用などで、都民の信頼を失っています。真実を明らかにすべき都議会の役割が問われています。都民の声にこたえて不信任を可決できるよう力を尽くしたい」と語っています。

 地方自治法では首長への不信任について、議会の3分の2以上の出席で、その4分の3以上の賛成が必要です。不信任決議を受けた場合、首長は議長の通知から10日以内に議会を解散しない場合は失職します。

 日本共産党都議団は、知事辞職とともに、強力な調査権を持つ百条委員会の設置を求めています。

「家族旅行を会議」は虚偽記載

都議会委集中審議 曽根議員が追及

写真

(写真)舛添要一知事(手前)の疑惑を追及する曽根はじめ都議=13日、都議会総務委

 日本共産党の曽根はじめ都議は、知事が2013年・14年の正月に「龍宮城スパホテル三日月」(千葉県木更津市)に家族旅行で宿泊し、「会議費用」として政治資金から支出していた疑惑を追及し、知事の辞職を求めました。

 曽根氏はパネルを示して、知事が5月13日の記者会見では「事務所関係者らと会議をした」と説明していたのに、6月6日に公表した弁護士の「調査報告書」では「出版会社社長と面談」としていた矛盾を指摘。「社長には誰がいつ連絡し、どういう交通手段で来たのか。面談は何時から何時までだったのか」と具体的事実を一つひとつただしました。

 舛添知事は「いつ連絡したか、つぶさには覚えていない」「(面談の)細かい時間は記憶にない」などと具体的事実に関することには一切答えませんでした。

 曽根氏が2回の宿泊費計37万円の支出は全て家族4人の宿泊費だけかと質問したのに対し、知事は「マッサージ費用も入っていたかもしれない」と答弁。曽根氏は「訂正や返金をしても、(虚偽記載の)違法行為は消えない」と厳しく批判しました。

 曽根氏は、自費で同ホテルに宿泊した際に発行された領収証では、同じ紙の上部に明細書が付いていると提示。「明細が付いた部分をわざわざ切り離して隠したのではないか。収支報告書に家族旅行を『会議費用』と記載できるようにするためではないか」と追及しました。

 舛添知事は「家族旅行の中で会議を友人と行った」と強弁。領収証の明細については「(ホテルに)要請しているので、分かれば答えたい」と答弁しました。

 曽根氏は「具体的事実は何を聞かれても答弁しない。真相究明には百条委員会を設置する以外にない」と強調しました。


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