2016年4月26日(火)
市民と野党の共同 希望開く
全国革新懇が代表世話人会
北海道5区補選結果 「参院選に大きな財産」
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全国革新懇は25日、代表世話人会を東京都内で開きました。日本共産党の志位和夫委員長、山下芳生副委員長が参加しました。
衆院北海道5区補選での野党統一候補の大健闘について「結果は残念だが、市民と野党が共同すれば政治を変えることができるという希望を多くの国民に示した。参院選や総選挙にとって非常に大きな財産ができた」「ここまで追い込んだのは、5野党党首合意をスタートにした野党と市民の共同の力だ。野党共闘と新しい共同戦線のあり方を示したものとして今後の運動に生かしていくことが重要だ」と語られました。
衆院京都3区補選についても「おおさか維新を惨敗に追い込み、自公の補完勢力に痛打を与え、野望を打ち砕いた意義は大きい」と強調されました。
選挙戦では、「これまでにない団体や個人と共同が広がり、“大変だけど楽しい”が現場の声だ。黙っていられないと保育や賃金、老後といったいろんな要求が選挙に結びつき、“選挙に行って政治を変えよう”が合言葉になっている」「一緒にたたかった仲間が大きく成長し、主権者として政治に声をあげるという青年の成長につながっている」との報告がありました。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」をめぐっては、「大企業だけがぼろもうけし、地方での貧困と格差、地域経済の切り捨てが怒りを呼んでいる。安倍政権の看板政策がことごとく破綻し、『もう安倍政権には任せていられない』という声が高まっている」との意見が出されました。
安倍政権がねらう改憲も議論となり、「戦争法廃止と憲法9条改憲反対と同時に、国民生活についても生存権や個人の尊厳、地方自治を定めた条項を守らせ、生かしていくことが重要だ」との意見が出されました。
さまざまな共同が広がるなかで、「戦争法廃止のたたかいをとっても、安保条約廃棄など革新懇が掲げる政治革新3目標の実現に発展していく展望をもっている。国民要求の実現と、3目標に基づく政治革新を進める革新懇の役割がいっそう重要になってくる」と指摘されました。
5月21日に開かれる全国総会の成功に向けて、革新懇会員と全国革新懇ニュース3万部突破に全力をあげることを確認しました。