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2016年4月22日(金)

米大統領 サウジ訪問

IS・イラン情勢など協議

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 【リヤド=小玉純一】オバマ米大統領とサウジアラビアのサルマン国王が20日、リヤドで2時間にわたり会談しました。オバマ大統領のサウジ訪問は4回目。

 ホワイトハウスの発表によると、大統領は過激組織ISとのたたかいを加速し、イラクでISから奪還した地域の安定化の重要性などを強調。両氏は両国関係、イエメン、シリア情勢やイランの地域での動きなどを協議しました。

 サウジと米国は、原油と軍事を軸に70年続く特別な関係。しかし昨年、米国など主要国がイランの核開発抑制を目的に結んだイラン核合意には、サウジが強い不満を抱き、米・サウジ関係はぎくしゃくしていました。

 米国はISの掃討を重視し、サウジはイランへの対抗を重視するという、地域情勢に置ける優先課題の食い違いがあります。

 同日、首脳会談に先立ち、カーター米国防長官と湾岸協力会議(GCC)各国国防相らが会談しました。GCCは、サウジ、カタール、バーレーン、アラブ首長国連邦、クエート、オマーンの6カ国で構成。

 国営サウジ通信がカーター氏らの会見を伝えたところでは、防衛相会談は、GCCの安全保障への米国の関与、過激組織ISの打倒、ミサイル防衛を含むイランへの対抗などを協議しました。

 オバマ大統領は20日、UAEの首脳とも会談。21日、GCC首脳と会談したあと、ロンドンへ向かいます。


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