2016年4月15日(金)
北海道5区補選
“福祉の専門家”に期待
池田氏「不安に向き合う政治を」
衆院北海道5区補選(24日投票)では、市民と野党が共同で推す池田まき候補と、自民党公認候補が大激戦をくり広げています。20年間、福祉の現場で働いてきた「福祉のプロ」の池田候補に、市民の注目が集まっています。
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14日の札幌市厚別区のスーパー前で行った街頭演説。子どもを連れた母親の姿も目立ちます。「声が聞こえたので」と1歳の息子を連れた母親(35)が足を止めました。
最近のニュースで池田候補を知ったという母親は「シングルマザーで子どもを育てあげ、福祉の専門家と聞いたので、子育て支援に期待しています」と話しました。
いまは専業主婦ですが、希望する保育園は定員いっぱいで子どもを預けることができずに正社員の仕事を辞めたといいます。
「夫と同じくらいの収入でした。マイホームも考えていましたが、計画を変えなくては。仕事を探していますが、以前と同じ条件では見つかりません」とため息をつきました。
池田候補は、待機児童の緊急対策に予算を出さず、詰め込み保育を奨励する政府を批判し、地域の福祉基盤の整備や保育士の処遇改善を掲げ、「一人ひとりの不安に本気で向き合う政治が必要です。補選は、平和への願いと暮らしの充実を求める市民のたたかいです」と訴えています。
一方、山東昭子参院議員らの応援で自民の和田義明候補は「野党は福祉、福祉とお祭り騒ぎをしている。どうやって福祉をやるのかは答えられない」と、まともな公約を語らず、市民と野党共闘の攻撃に終始しました。