2016年3月24日(木)
ママパパ・保育士“国会大作戦”
認可園を増やして 保育の質譲れない
「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログをきっかけに広がった待機児童問題で、安心して預けられる保育園の増設を求めるママやパパ、待遇改善を求める保育士らがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などでよびかけて23日、「国会大作戦」と題する院内集会を開きました。
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「保育園落ちた」という父母らが乳児を抱いて次々と思いをぶつけました。4カ月の長女が保育園に入れなかったという女性は「認可外にも電話をかけまくったが60〜100人待ちと言われた。どうしたらいいか分からず、絶望で母乳が止まった」と発言。
保育問題は、保育園の増設だけではなく、保育の質と基準の向上や保育事故の防止なども求められています。
さいたま市が独自基準で運営する保育施設で1歳の長女を亡くした女性(37)は「親たちはどこでもいいから預けたいわけではない。待機児童解消を名目にした規制緩和はしないで」と話しました。
東京都多摩市の私立認可園に29年間勤めるベテラン保育士の女性(49)は「限界までやりくりしてもどうにもならず、保育士の人件費を削っている。国として保育士への予算を増やして」と訴えました。
横浜市から参加した翻訳家の女性(36)は「在宅でできる仕事なので入所に必要な点数が足りず、認可保育園に預けることができませんでした。6園回ってようやく認可外保育園に入ることができました」と語りました。
日本共産党、民主党、維新の党、社民党、公明党の国会議員や省庁関係者も出席。日本共産党からは、池内さおり、斉藤和子、高橋千鶴子、畑野君枝、畠山和也、堀内照文、宮本徹の各衆院議員、吉良よし子、田村智子の両参院議員があいさつしました。