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2016年3月18日(金)

財政は暮らしを軸に

辰巳氏 緊急の対策求める

参院本会議

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(写真)質問する辰巳孝太郎議員=16日、参院本会議

 政府が今後5年間自由に赤字国債を発行できるようにする特例公債法案が16日の参院本会議で審議入りし、日本共産党の辰巳孝太郎議員が質問しました。

 辰巳氏は「無駄遣いはやめて保育所を」という多くの子育て世代の声を強調し、不要不急の大規模開発や軍事費増額より国民生活に軸足を置くべきだと力説。速やかな保育所増に向けて国有地の無料貸し出しなどの緊急対策をとること、高すぎる大学学費負担軽減のため給付型奨学金の創設を求めました。

 法案について「幾重にも憲法と財政法の精神を踏みにじるものだ」と強調。1975年、当時の大平正芳蔵相が特例公債法を単年度に限定したのは財政規律を保つための最低限の措置であり、「財政法の精神」だと述べていたことに言及。これにそむく安倍政権の姿勢を批判し、「財政規律でも政権の暴走を止めるのは国会によるチェック。これが憲法の原則だ」と強調しました。

 辰巳氏は、量的緩和で日本銀行がどれだけ国債を保有しても財政法5条が禁じる「日銀引き受け」ではないと強弁するのかと批判し、法案に反対すると表明しました。


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