2016年3月17日(木)
野党協力は大義ある
民間「立憲」臨調が会見
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安倍政権の戦争法強行に反対する幅広い学者や弁護士、文化人が参加する「民間『立憲』臨調」は16日、東京都内で記者会見し、声明「政治に、質の高い論争を求める」を発表しました。
声明は「(野党がすすめる選挙協力を)立憲政治の回復を目的とした大義ある協力である」と指摘。自民党が、野党協力を「野合」と批判していることを「不当なレッテルをはるような政治のレベルの低下」と批判しています。
安倍晋三首相が改憲に言及しながら「野党から問われると論争に応じることを逃げてしまう」と述べ、与党の姿勢を批判しています。
事務局幹事の小林節慶応大学名誉教授は、野党共闘をめぐって「まだ一部に共産党への偏見がある」としつつ、「共産党の目指すのは、弱肉強食の社会に反対する共生の社会だ。革命は、暴力的な方法を否定し、社会を進歩させるものです」と述べました。
小林氏のほか、代表世話人の樋口陽一東京大学名誉教授、宇都宮健児弁護士、福岡政行白鴎大学教授と、5人の賛同者が意見を表明しました。