2016年3月7日(月)
2016米大統領選
民主サンダース氏2州制す
指名候補争い 共和、2候補分け合う
【ワシントン=洞口昇幸】米大統領選の民主、共和両党の候補者指名のための予備選・党員集会が5日、行われました。米メディアによると、民主党は実施した3州のうち2州で、「民主的社会主義者」のバーニー・サンダース上院議員が勝利し、共和党は4州のうち2州をテッド・クルーズ上院議員が制しました。
10州以上で予備選・党員集会を行った1日のスーパーチューズデー後、初めての候補者指名争いの結果は、現在首位に立つ民主党のヒラリー・クリントン前国務長官、共和党の“不動産王”ドナルド・トランプ氏をそれぞれ追うサンダース、クルーズの両氏にとって「重要な勝利」と報じられています。
サンダース氏は中西部カンザス、ネブラスカの両州を制し、南部ルイジアナ州はクリントン氏が勝利しています。
サンダース氏は5日夜、ミシガン州で演説し、民主、共和両党に富裕層が多額の献金を行っている現状について、「これは民主主義ではない。少数独裁政治だ」と指摘。「私たちがこれを止めよう」と呼び掛けました。
共和党ではクルーズ氏がカンザス、北東部メーンの両州で勝利し、南部ケンタッキーとルイジアナはトランプ氏が制しました。