2016年3月1日(火)
“借金し納税”迫るな
宮本岳志氏、国税庁ただす
衆院財務金融委
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日本共産党の宮本岳志議員は2月26日の衆院財務金融委員会で、国税通則法等改定案に国税のクレジットカード納付制度の導入が盛り込まれていることをとりあげ、クレジットカードで借金してまでの納税指導を行わないよう職員に徹底するよう求めました。
宮本氏は、納税滞納者が国税庁税務職員から「サラ金から借りてでも納税しろ」と指導された事例をあげ、「職員にこのような指導や教育をしているのか」とただしました。
星野次彦国税庁次長は、「一括納付が困難との相談があった場合に、猶予制度を適用して分割納付を認めるなど、法令等に基づき適切に対応することとしている。ご指摘のような指導は行っていない」と答えました。
宮本氏は、クレジットカード納付の手続き後、カード決済日までに入金ができなくなった場合、その後は借金として請求されることを指摘。納税滞納者にクレジットカードで「借金させて納税させる」指導がされる懸念が高まると述べ、税務職員への教育が必要だと迫りました。
麻生太郎財務相は「滞納者へのクレジットカードによる納付を強要することはない」と認め、「職員に周知徹底したい」と答えました。