2015年12月19日(土)
補正予算案、3兆3213億円
一般会計 米軍再編経費など盛り込む
政府は18日の臨時閣議で、2015年度補正予算案を決定しました。国の追加歳出総額は3兆5030億円。国債費など既定経費の減額分を差し引いた一般会計は3兆3213億円となります。来年1月4日召集の通常国会に提出し、早期成立を目指します。
補正予算には、安倍政権の掲げる「1億総活躍社会」実現に向けた緊急施策に1兆1646億円を計上。低所得の高齢者1人当たり3万円の臨時給付金を支給する措置も盛り込みました。
環太平洋連携協定(TPP)の緊急対策としては3403億円を計上。生産性向上に向け農地の大区画化などを進め、輸入農作物との競争に備えるとしています。
軍事費には歳出ベースで1966億円を計上しました。軽装甲機動車などを購入します。403億円の米軍再編関係経費も盛り込んでいます。
情報収集衛星・国産ロケット高度化等として421億円を計上しました。
歳入は、14年度剰余金や15年度税収の上振れ分で賄います。15年度当初予算で予定していた国債発行は4447億円分取りやめます。