2015年12月7日(月)
兵庫・姫路 市が中止させたイベント
「駅前文化祭」再度開催
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政権批判のイベントとして今年7月、兵庫県姫路市に強制中止させられた「駅前文化祭」が6日、平和を願う市民や労働者によって再度開かれました。
ことし7月24日、「安倍政権NO!首相官邸包囲」行動に呼応しようとJR姫路駅前で開催した「駅前文化祭」は、「アベ政治を許さない」ポスター掲示やビラ配布などの政権批判が許可条件に反するとして、イベント途中で使用許可が市当局に取り消され、中止に追い込まれました。
主催した西播地域労働組合総連合(谷口善弘議長)は、中止命令が憲法違反であることを認め謝罪することや再発防止策、「駅前文化祭」のやり直しを市に求めるとともに神戸地方裁判所姫路支部に提訴。9月30日、同市が全面的に謝罪したことで訴訟を取り下げ、「駅前文化祭」を再度開催したものです。
同労連の出田馨事務局長は、イベント中止が、憲法が実際に生かされているかどうかの分かれ道だったことを強調し、「憲法が生かされ、民主主義をこの国に取り戻すことができる出発点にしたい」とあいさつしました。
市民による楽器演奏や歌、踊り、寸劇などが演じられました。青年らが戦争法廃止、安倍政権退陣を訴え、「戦争法は絶対廃止」「集団的自衛権はいらない」などと観客とともにコールしました。