2015年12月5日(土)

与党ネパール共産党と森原氏が会談

日本共産党初の公式訪問

（写真）握手するポカレル書記長（右）と森原氏＝３日、カトマンズ市内のネパール共産党（統一マルクス・レーニン主義）本部（小林俊哉国際局員撮影）

　日本共産党の森原公敏常任幹部会委員・国際委員会副責任者は３日、カトマンズ市内でネパール共産党（統一マルクス・レーニン主義＝ＵＭＬ）のイシュワール・ポカレル書記長と会談し、核兵器廃絶と国際平和の分野などで両党関係を発展させることを確認するとともに、両国の情勢について意見交換しました。日本共産党の代表団が同国を公式訪問するのは初めてです。

　森原氏は、ポカレル書記長やネパール元首相が志位和夫委員長と会談してきたことなど、両党の友好関係について触れ、初の公式訪問をすることができたと説明。ネパールの新憲法制定に祝意を述べ、また今年４月の大規模な震災の被害へのお見舞いと日本共産党の支援の取り組みについて述べました。

　ポカレル氏は、震災のために党本部の建物が破壊され、現在、臨時の本部に移っていることを説明。震災支援に感謝するとともに、発達した資本主義国で粘り強い活動をしている日本共産党と、今後も互いに学びあいたいと述べました。

　両氏は、ネパール共産党から首相と大統領が選出されている新政府が直面しているインド国境「封鎖」問題など政治・外交問題とその解決への取り組みについて、また戦争法をめぐる新しい日本の政治状況などについて、意見交換しました。

　会談には、ネパール共産党のプラディープ・ギャワリ全国書記、ラジャン・バタライ中央委員らが同席しました。