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2015年11月24日(火)

台湾総統選が本格化

立候補受け付け開始 中台の関係焦点

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 【北京=小林拓也】来年1月16日投票の台湾総統選の立候補受け付けが11月23日、始まりました。27日が締め切りです。総統選の告示は12月18日ですが、事実上の選挙戦スタートとなります。総統選と同時に行われる立法委員選(定数113)の立候補受け付けも始まりました。

 台湾総統選の結果は中台関係を左右し、東アジア情勢にも影響を与えることから、国際社会の注目を集めています。今月7日にシンガポールで行われた、66年ぶりの中台トップ会談が選挙戦にどう影響するのかも注目されます。

 与党・国民党からは朱立倫主席(54)が立候補。最大野党・民進党の蔡英文主席(59)、野党・親民党の宋楚瑜主席(73)との3氏による争いになる見込みです。

 7日に行われた中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統との会談では、中台関係の平和発展の推進や、「一つの中国」を認め合った「92年合意」の堅持などで一致。国民党の朱氏は、8年間の馬政権で達成した中台関係発展の成果をアピールし、政権継続によるさらなる関係発展を訴えています。

 一方、独立志向が強いとされる民進党は、「一つの中国」を認めておらず、中台トップ会談を批判。ただ、中台関係に関し「現状維持」を打ち出しており、中台関係の安定を求める世論の動向によっては中台政策を修正する可能性もあります。

 台湾のテレビ局TVBSが20日に発表した世論調査結果によると、支持率は蔡氏の46%に対し、朱氏は28%、宋氏は10%。中台トップ会談後も蔡氏の圧倒的優位な情勢は変わっていません。経済運営に失敗した馬政権に批判が集まり、多くの有権者が政権交代を求めているとみられます。


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