2015年11月13日(金)
志位委員長、南ア大使と懇談
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日本共産党の志位和夫委員長は12日、党本部で南アフリカ共和国のモハウ・N・ペコ駐日大使の訪問を受けて懇談しました。
ペコ大使は冒頭、今年2月以来の志位氏との再会を喜び、この間の日本の政治情勢と日本共産党の立場、とりわけ「国民連合政府提案」について質問しました。
志位氏は、戦争法の違憲性、危険性とそれに反対する運動の国民的広がりを説明。「提案」の国民的大義、この2カ月間の経過、国民各層の共感の広がりなどについて答えました。
TPP(環太平洋連携協定)にも話が及び、志位氏は、多国籍大企業が各国国民を収奪し、日本農業に壊滅的打撃を与えるものだと批判。各国の経済主権を尊重する公正な経済秩序が必要だと強調しました。大使は、一部の国によるTPPルールが世界貿易全体に与える影響、問題点を指摘しました。
志位氏は最後に核兵器問題にふれ、南アフリカが重要なメンバーとなっている「新アジェンダ連合」が果たしている役割、とくに国連第1委員会に提案した決議を評価。日本の反核運動は核兵器禁止のための交渉開始を掲げており、私たちは核兵器のない世界に向けて貴国と協力していきたいと表明しました。それに対し大使は「歓迎したい」と述べました。
懇談には日本共産党から緒方靖夫副委員長、田川実国際委員会事務局長、南アフリカ大使館からントンビ・ムシビ1等書記官が同席しました。