2015年11月5日(木)
中台トップ 7日に会談
49年以降初 シンガポールで
【北京=小林拓也】中国国務院台湾事務弁公室の張志軍主任は4日、習近平国家主席と台湾の馬英九総統が7日にシンガポールで会談すると発表しました。
張主任は「会談は両岸(中台)指導者の身分と名義で行う」と説明。1949年の中華人民共和国成立以降、初めて中台トップ同士が会談することになります。
台湾総統府も3日夜に中台トップ会談の実施を発表。馬総統が5日に記者会見し、詳細を説明する予定です。
2008年に台湾で、国民党の馬政権が成立して以降、中台の経済関係や人事交流は急速に発展。昨年2月からは双方の中台関係を主管する機関トップ同士の協議も始まり、対話を通じた平和的な関係発展が進んできました。張主任は、今回の中台トップ会談について「相互信頼の増進や、両岸関係の平和的発展の推進に役立ち、両岸関係発展史上の節目となる意義ある出来事だ」と強調しました。