2015年11月3日(火)
日韓議連決議の立場で一歩踏み出すのが大切
「慰安婦」問題 山下氏が強調
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日本共産党の山下芳生書記局長は2日、国会内で会見し、同日、3年半ぶりに日韓首脳会談が開かれたことを問われ、「(開催まで)時間はかかったが、首脳会談が開かれて双方から両国関係を改善したいとの希望が表明されたことは重要だ」と述べました。
山下氏は同時に、日韓関係の改善を本格的に実現して未来にむかうためには、1日に開かれた日中韓首脳会談の共同声明が述べている「歴史を直視する」ことが大事だと指摘。「日本側としては侵略戦争と植民地支配への反省をしっかりと土台にすえることが必要だ」と語りました。
日韓間の最大の懸案である日本軍「慰安婦」問題で「できるだけ早期の妥結をめざし交渉を加速させていくこと」が合意されたことについて山下氏は、「昨年10月、今年7月の日韓・韓日議員連盟合同総会で『河野談話、村山談話の精神にふさわしい行動をとる』『当事者たちの名誉回復と心の痛みをいやすことができるような措置を早急に講じる』と決議されている」「こうした立場で一歩踏み出すことが『早期の妥結』には求められる」と強調しました。