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2015年10月27日(火)

宮城県議選 共産党倍増8議席

「国民連合政府」実現の声発信

自民過半数割れ 政界に衝撃

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 25日投開票された宮城県議選(定数59、86人立候補)で、衝撃が走りました。日本共産党は、4議席から8議席に倍増。一方、自民党は選挙前から4議席減らして27議席と過半数割れしました。共産党は県議会第2党に躍進。議案提案権と代表質問権を獲得しました。4選挙区(仙台市宮城野、仙台市泉、仙台市若林、大崎)で初の党県議誕生となりました。「戦争法を廃止する国民連合政府実現を」の声を宮城から全国に発信する結果となりました。


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(写真)開票翌日、街頭に勢ぞろいした日本共産党宮城県議の8人(左から)遠藤、天下、内藤、三浦、角野、福島、大内、中嶋の各氏=26日、仙台

 日本共産党は、「戦争法を廃止する国民連合政府の実現」「暮らしを応援する県政・県議会への刷新」を前面に訴えて、たたかいました。自民党は、国政の問題は関係ないと争点外しをたくらみ、公明党は、「戦争法ではない平和安全法だ」と居直りましたが、こうした姿勢に厳しい審判が下りました。

 安倍政権への怒りを背景に、党候補を推す勝手連が各選挙区で次々つくられるなど、党への共感が広がり、対話のなかでは、自民党員、創価学会員を名のる人や無党派層の人も「今度は、共産党」と表明するなど、党への支持が広がりました。

 東北一の財政力と1182億円のため込み金を暮らしと復興に活用し、「正社員化、年1000人」「中卒まで子どもの医療費無料」「35人学級実現」「女川原発再稼働許さない」など、具体的な党の政策に期待が高まり、論戦をリード。今回の結果は、県民の願いに反する県政を強引に進める村井県政と自民党に厳しい審判を下す結果となりました。

 仙台市の全5選挙区で議席を獲得。青葉区(定数7)で遠藤いく子氏(66)が3期目をトップ当選で飾り、太白区(定数5)で角野達也氏(56)、泉区(定数5)で中嶋れん氏(62)、宮城野区(定数4)で大内真理氏(37)、若林区(定数3)で福島かずえ氏(54)が初当選しました。

 定数2の塩釜では、天下みゆき氏(59)が、石巻・牡鹿(定数5)では、三浦かずとし氏(65)が再選。大崎(定数4)でも内藤たかじ氏(57)が、初当選しました。

 多賀城・七ケ浜(定数2)では、戸津川ひさし氏(33)が、当選に至りませんでしたが、5000近い票を獲得し大健闘しました。

 全体の得票数は前回比133・6%、衆院比例票比で157・0%でした。


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