2015年10月25日(日)
なんだっけ
国連憲章って?
Q 国連憲章って?
A 国際連合の設立の理念や活動の基本原則や、主要機関と手続き、加盟国の権利や義務を定めた条約で、前文と19章111条からなります。1945年6月26日に米サンフランシスコで50カ国が署名(原加盟国は51カ国)し、同年10月24日に発効しました。
第1条は国連の目的を(1)国際平和の維持(2)諸国間の友好関係の発展(3)人権と基本的自由の尊重(4)これらの実現のために諸国の行動の中心となること―と定めています。
Q 国連はどういった機能を果たしているの?
A 国連機構は、事務総長がトップを務める事務局、総会、安全保障理事会、経済社会理事会、国際司法裁判所の主要機関と、常設・補助機関、専門機関で構成されます。
全加盟国(現在193カ国)参加の総会は、あらゆる国際問題を議論。安全保障理事会は平和と安全保障の問題だけを扱い、その決定は加盟国を拘束します。
世界保健機関(WHO)、国際労働機関(ILO)、世界食糧計画(WFP)、国連児童基金(ユニセフ)などの機関は、生活水準の向上、社会的進歩を担っています。
Q 今回の国連総会ではどんな議論があったの?
A 創設70年となった今年の総会では、国際社会がさまざまな課題に直面する中、「国際社会は国連に結集し、国連憲章の精神に立ち返るべきだ」(韓国の朴槿恵〈パク・クネ〉大統領)といった意見が相次ぎました。(2015・10・25)
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