2015年10月19日(月)
シールズ街宣 野党5党そろい踏み
わき上がる“共闘コール”
小池副委員長が訴え
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「野党共闘で戦争法廃止を」「野党は本気で勝ちにいこう」などのプラカードが掲げられた18日のシールズ渋谷街宣。ステージに登壇した野党5党の代表らが口々に、戦争法廃止に向けた野党協力の必要を語ると、「野党は共闘」のコールがわき起こりました。
政権新しく
「頼むぞー」の声と拍手に迎えられた日本共産党の小池晃副委員長。同じハチ公前で野党5党がそろい踏みした6月27日のシールズの街頭演説を振り返り、「あの時から、野党の共闘が本物になってきた。あの時はぎこちなかった握手も、最近は自然に手をつなげるようになってきた」と訴えると、「いいぞー」の声があがりました。
「安倍政権は、憲法を守ることを投げ捨てた。そんな政権は倒して、新しい政権をつくるしかない。そのために野党は選挙協力するしかないじゃありませんか」と力を込めた小池氏。日本共産党の「戦争法廃止の国民連合政府」提案を紹介すると、「野党は共闘」と「いいぞ」の声がかかりました。
小池氏が「シールズの皆さんが国会を取り巻いて『民主主義って何だ』『立憲主義って何だ』の声を上げた。この声に答えなければ政党なんて意味がないではありませんか。共産党も皆さんのおかげで脱皮したんです」と訴えると、聴衆は「ありがとう」の声で応えました。「21世紀の新しい市民革命を実現しよう」と呼びかけると、「おーっ」の声が返りました。
社民党の福島瑞穂副党首は「戦争法廃止、憲法違反は認めない。他の党と共に実現していきたい」と表明。民主党の小川敏夫参院議員は「民主党も野党も一緒になって日本の平和を守るために頑張る」と語り、福山哲郎参院議員は「何としても参院選挙に向けて野党が結集して、頑張ることを誓う」と語りました。
国民のため
維新の党の小野次郎参院議員は「憲法の範囲内で安全保障を考える勢力に力を貸してほしい」と表明。生活の党の玉城デニー衆院議員は「それぞれの党のニュアンスは多少違うが、皆さんの『野党は共闘』という熱いエールに応えるためには、丁寧に話し合いをして、いつか本当に心のそこから手をつないで、みなさんの前で堂々と宣言をしたい」と表明しました。
街宣後半に訴えた小池、福山、小野、玉城の4氏がステージ上で手を取り合うと、「野党は共闘」のコールにつつまれました。「民主も維新も頑張れ」「この際頑張れ」の声が上がりました。
「共闘」「共闘」のコールの中、降壇した各氏に、司会者が「野党の皆さんは、今国民が何を求めているか、何を感じているかを肌身で感じ取ってくれたと思う。国民のために歩んでくれると思う」とエールを送りました。