2015年10月18日(日)
戦争法廃止 速やかに
憲法学者がリレートーク
京都
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戦争法の強行採決に抗議し廃止を求める憲法学者が17日、京都市上京区で戦争法の廃止を求める声明(9日発表)を改めて紹介し、戦争法についての見解や、現在の政治情勢について会見とリレートークをしました。
東京慈恵会医科大学の小沢隆一教授は「米軍が国境なき医師団を誤爆し、ロシアは自分たちの利害で爆撃している。自衛隊の後押しによって米国やロシアが動きやすくなることは国際平和に逆行するものである」と指摘しました。
立命館大学の大久保史郎名誉教授は「この法が戦争法といわれるのはその通り」と強調。イラク戦争以降の米国は泥沼のたたかいに陥っているとし「研究者もメディアも、知らなかったでは済まされない。今後さまざまな問題が噴出する」と危機感を述べました。
リレートークには、東海大学の永山茂樹教授、日本体育大学の清水雅彦教授、立命館大学の小松浩教授、中島茂樹教授、龍谷大学の奥野恒久教授、浜口晶子准教授が参加しました。
「安保関連法の常軌を逸した強行採決に抗議し、その速やかな廃止を求めるとともに、法律の発動を許さず、廃止までたたかう市民と連帯することを決意する憲法研究者の声明」には、211人(14日現在)の憲法研究者が賛同しています。