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2015年9月15日(火)

野党の結束、国民運動と力あわせ戦争法案 必ず廃案に

NHK党首討論 志位委員長が表明

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 政府・与党が今週中にも戦争法案の採決強行を狙う中、13日夜放送の「NHKスペシャル」で与野党10党の党首らが討論しました。日本共産党の志位和夫委員長は、「野党の結束したたたかいと、かつてない国民運動の力をあわせて、必ず廃案に追い込みたい」と決意を語りました。(詳報)

 志位氏は、衆参の審議を通じて戦争法案が(1)憲法違反だということ(2)国民の理解をついに得られなかったこと(3)許しがたい自衛隊中枢の暴走―の三つの大問題がはっきりしたと強調しました。

 このなかで、集団的自衛権行使で安倍首相があげてきた「邦人輸送中の米艦防護」「ホルムズ海峡の機雷掃海」といういずれの事例も破綻したと指摘。集団的自衛権の行使は「相手国から見れば、事実上、日本による先制攻撃になる。国民の命を進んで危険にさらす。ここに集団的自衛権の本質がある」と強調しました。

 「戦闘地域」にまで自衛隊が行き、武器・弾薬の輸送、弾薬の提供、戦闘作戦行動に向けて発進準備中の航空機への給油・整備を可能にする米軍などへの「後方支援」=兵たんについて、与党側は「(リスクは)変わらない。やるのは当たり前」(自民党・高村正彦副総裁)などと発言しました。志位氏は、敵潜水艦を攻撃する米軍ヘリへの海上自衛隊ヘリ空母による給油を描いた海上自衛隊の内部資料を示し、「まさに米軍と一緒になって戦争するという以外の何ものでもない」と批判しました。

 さらに志位氏は、「(安保法制は)来年夏までに終了する」と米軍幹部に約束した河野克俊統合幕僚長の会談録(昨年12月)を示し、「約束できる立場でないものが、約束しているのは『軍の暴走』だ」と批判しました。高村氏は「約束していない。見込みを言っただけだ」と発言。はからずも、内部文書が真実であることを認めました。

 今国会での成立に固執する与党側に対し、民主党の岡田克也代表は「野党が協力して、あらゆる手段を使って採決を阻止していく」と表明しました。志位氏は必ず廃案に追い込むとの決意を述べるとともに、公聴会直後の採決をたくらむ与党に対し、「公聴会とセットで採決日程を出してくるのは暴挙だ。こういうやり方は絶対にやめるべきだ」と厳しく批判しました。


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