2015年9月9日(水)
難民受け入れ 広がる輪
仏 2年で2万4千人
英 5年で2万人
【パリ=島崎桂】欧州を目指す難民らが急増している問題で、フランスのオランド大統領は7日、今後2年間で2万4000人の難民受け入れを表明、英国のキャメロン首相も同日、今後5年間で2万人を受け入れる方針を示しました。
フランスによる受け入れは、欧州連合(EU)が求めるEU各国への難民「割り当て制」の一環として行われるもの。EUは14日、内相会議を通じて割り当て制の導入を議論します。
英国では、キャメロン首相が7日の議会討論で、国連がシリアなどに設置している難民キャンプから孤児らを受け入れる考えを表明。一方で、既にEU圏内に入っている難民の受け入れは「危険な密航を促すことになる」として、受け入れない姿勢を示しました。