2015年9月2日(水)
外来種の水草対策を
琵琶湖環境悪化 島津氏ただす
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日本共産党の島津幸広議員は1日の衆院環境委員会で、琵琶湖の生態系、水質浄化問題と国の責任について質問しました。
琵琶湖の環境悪化の要因の一つが、1972年から25年間かけて取り組まれた琵琶湖総合開発事業(「びわ総」)です。
島津氏は、琵琶湖のダム化による水位の人為的な調整や湖岸道路の推進による生態系の破壊など「びわ総」の弊害を指摘。その検証をしっかり行った上で、今後は開発優先ではなく環境保全の立場で施策を進めることが重要だと強調しました。
さらに、赤潮の発生や、外来種で繁殖力が強い水草「オオバナミズキンバイ」の異常繁茂が漁業に死活問題を及ぼしていると告発して、財政支援も含めた対策を強めるよう求めました。また、老朽化が著しい農業水利施設の更新対策を要望しました。
望月義夫環境相は、外来種の水草対策について「なお一層の対策は重要。県も支援していく」と答えました。