2015年8月24日(月)
シベリア・モンゴル抑留
犠牲者追悼の集い
千鳥ケ淵 戦没者墓苑
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小池氏あいさつ
第2次世界大戦の終戦後、シベリア・モンゴルに抑留され飢えと寒さと強制労働のため犠牲となった日本人を追悼する「シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」が23日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で開かれました。13回目の今年、初めてロシア大使館から代表が参列しました。
主催は、シベリア抑留者支援センター。池田幸一同センター世話人(94)は、「5年前に戦後強制抑留者特別措置法ができたが、抑留の全体像が明らかになったとは言えない。内外での歴史の検証と継承が大切です」とあいさつしました。
元抑留者の田中猛さん(88)=ロシア、ハバロフスク在住=が電子楽器「スピーロン」を奏でるなか参列者が献花。胸に遺影を抱いて参列する女性の姿もありました。
遺族を代表してあいさつした女優の松島トモ子さんは94歳の母親と参列しました。1945年7月「満州」で生まれた松島さんは母親と日本へ引き揚げました。父親は松島さんが生まれた3カ月後に亡くなっていたことが4年後にわかりました。
松島さんは「戦争は二度と繰り返してはいけない。戦争をしないで70年がたちました。これは誇れることだと思います」とのべ、大きな拍手を受けました。
日本共産党からは小池晃副委員長、畑野君枝衆院議員が参列し、小池副委員長があいさつしました。