2015年8月21日(金)
全国一つ 100万人大行動へ
戦争法案ノー 30日に集結 総がかり行動実行委が会見
「総がかり行動実行委員会」は20日、参院議員会館で記者会見を開き、戦争法案の廃案を求めて30日午後2時からおこなう「国会10万人・全国100万人大行動」の内容を説明しました。日本全国がひとつとなって大行動を成功させ、安倍晋三政権退陣へ決定的な打撃を与えようと呼びかけました。 (関連記事)
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実行委員会の中心を担う3団体の代表が発言。「戦争する国づくりストップ! 憲法を守り・いかす共同センター」の小田川義和氏は「法案の内容が明らかになるほど反対の声が大きくなっていく。今国会で成立させようなんて、とんでもない。大行動の成功へと全力で押し上げていく」と表明しました。
「解釈で憲法9条を壊すな! 実行委員会」の高田健氏は「廃案に追い込むため、全力で準備を進めている」とのべ、「戦争をさせない1000人委員会」の福山真劫氏は「全ての勢力が一体となってたたかおう」と訴えました。
賛同協力団体として駆けつけた「安全保障関連法案に反対する学者の会」や、「立憲デモクラシーの会」の代表らが決意表明。SEALDs(シールズ)(自由と民主主義のための学生緊急行動)の奥田愛基(あき)さんは「これまでにない大きな枠組みの行動となります。夜行バスを乗り継ぐなど、全国から数百人、数千人の若者が参加できるよう手配しています。気合を入れています」と語りました。
「大行動」では、午後2時、3時、3時55分と国会議事堂を包囲する10万人、全国各地で行動する100万人がいっせいにコールします。
全国100万人がいっせいコールへ
「総がかり行動実行委員会」が20日におこなった記者会見で、30日の「戦争法案廃案! 安倍政権退陣! 国会10万人・全国100万人大行動」で、午後2時、3時、3時55分と全国いっせいコール時間を設けることが明らかになりました。国会議事堂を包囲する10万人、全国各地で行動する100万人がいっせいにシュプレヒコールをあげます。
国会周辺の行動は午後2時にスタートします。正門前をメーン会場として議事堂を囲むようにスピーカーを設置。野党各党の代表や若者、学者、著名人らが次つぎとスピーチします。メーン会場を基本にしながら、日比谷公園霞門にもサブ会場を設置し、各所に宣伝カーを配置して独自集会などもおこないます。
それに呼応して北は北海道、南は沖縄まで全国各地で、若者、ママ、学者、医療従事者、弁護士など、あらゆる層の市民が、集会、デモ行進、宣伝、学習会などで戦争法案ノーをアピールします。プラカードを持って街頭に立ち、その写真をインターネットにアップするなど、ひとりでの行動も歓迎しています。